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Author:Kazumi HANDA
「半田技研」は北国は山形より、発信し続ける音楽と映像の夢の秘密基地です。音楽の簡易レコーディングからプレス・販売・流通のサポート、映像面ではプロモーションビデオ・CM等の企画・映像制作からキャストやエキストラ募集、ライブイベントの主催等も行っております。

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祈り 〜そしてオナラは国境を越える〜

氷が溶けて 春が来れば
こころも解けて 出会いははじまりに変わるのだ

というわけで、カンボジアに行って参りました!

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赤道より僅かばかり北に位置するこの国は、冬でも摂氏35度まで上昇すると
聞いていたので、湿気ムンムンの南国を想像していたのですが、今はちょうど
乾季の時期に当たっていた為、以外に過ごしやすい空気でした。

カンボジアといえば遺跡観光。世界遺産、アンコールワット!
ポルポト政権が倒れ、新国としてのカンボジアが設立してから10年余りという
ことで、街には活気が溢れ、人々が行き交い、作りかけの建物や道路が犇き合い、
いかにも発展途上国!といった具合。
眺めていてぜんぜん見飽きませんでした。

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ちょっと田舎に入れば田園地帯が広がり、村落にはヤシの木が、「これでもか!」
といわんばかりに何本も立ち聳え、村の女子供たちはそのヤシの実から作った
ヤシ砂糖(サトウヤシの実の中心部分を煮沸して固めたもの)を売って仕事にして
いるようでした。

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しかし不思議なのは、村の人々を見ていると子供たちばかりが熱心に商売をしてい
るのにもかかわらず、母親は遠くからその様子を見守るだけ。子供たちは商品
(ヤシ砂糖や雑貨品等)を観光客に売りつけようと「純真な目を武器に」我々に
迫りくるのです。
しかしその光景は、貧しくも決して暗いものではなく、むしろ平和で明るく人々が夢を
持って生活をしているように俺の目には見えたよ。

「まるで現代の日本と逆だ」
「いや、逆なのではなく日本にもこんな時代があったのだろう」

裸足で駆けずり回る子供たち。
新しいことには何でも飛びつき、楽しく遊び、遊びながら仕事をしている。
遊びは創造に変わり、創造が未来を創る

ガイドさんが何気なくアナウンスの中で放った言葉。

『生きることに貪欲な子供たち』

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寺院巡りに歩き疲れ、アロマオイルマッサージをしに行きました。
20歳前後の女の子にマッサージをしてもらったのですが…
いやぁ〜、あまりの気持ちよさにオナラをしてしまいました。

静かな水の音。ジャスミンの香り。雰囲気の良い暗室。
その中でオナラをしてしまったわけですから、女の子はそれはもう可笑しかったらしく、
思い出し笑いを何回もされ、「Sorry,Sorry」と笑いながらマッサージされました。
恥ずかしいことに離れている私ですが、国境を越えての恥じらいはそれ相応のものが
ありました。
しかしそのことが切欠で打ち解け、イングリッシュで色々な話をしたわけですが、
実はワタクシ、英語が大の苦手でございましてさっぱりワカランカッタ!
「Please become supine. (あおむけになってください)」といわれて、180度回転しろと
言ってるのだと思って四つん這いになってマッサージ台の上でぐるっと回転しようとしたら
超爆笑されました。しかも、パンツは履いてないのでスッポンポンだからね!情けねーぞ俺!
「You are funny boy.(あなたは可笑しな人です)」といわれて、「Yes,thank you」と言って
るくらいだからね。ホント、情けねーよ俺。カッコイイ人ですね、とでも言われたのかと思ったよ。
英語を勉強しよう。いやーさすがにマイッタ。


私は以前、バックパッカー(外国をリュックひとつで無銭旅行する人のこと)に特別な憧れを
抱いていた。私の場合はリュックと言うよりギターケースを片手に世界の路上を回ることがそ
れに値した。その行為は偉大であり、人を優越したものであるかのように思えることもあった。
でも、結果的に行かなかったのは何でなんだろう。前の会社を辞めたのはその為だったはず
なのに、なぜ今、故郷に根を降ろそうとしているのか。誰にも言えず、絶えず心の中に隠して
いた迷いがいまも渦巻く。
『俺は一体何を期待しているのだろう』

今回の旅はツアー参加の旅であった。以前までの俺であれば「ツアーー!?だっせーよ」
と言うところか。でも良い機会があったので参加申し込みをした。
旅に道は選らばねぇよ。ダサいもいいもないよな、今考えりゃ。
それにツアーはツアーでメリットもたくさんあるしね。
さて、そのツアー企画の中に、現地の小学校を訪問し、井戸の贈呈と文房具等のプレゼントを
すると言うイベントが含まれていた。

子供は無邪気でかわいい。カンボジアの子供だってそうだ。無表情で私の顔を見つめるその目は
純真そのものだ。そして一度打ち解けると笑顔で対応してくれる。

プレゼントの贈答式が終わると、中庭に全校生徒が集まり、お返しに現地の唄を合唱してくれた。
現地語で唄われる歌詞の意味はむろん分からない。伴奏も無い。しかし、子供たちの真剣な歌声
は何かを忘れかけた我々の今を見越しているかのように肉迫し、摂氏33度の太陽の下、其れは
ジリジリと心に突き刺さってくるのであった。


夕闇の押し迫る中、バスに揺られている。
時折、地平線の森の向こうにアンコールワットが顔を出す。夕日を浴びて美しい。

俺はこれからどこへ向かうのか。何をすべきか。どうあるべきか。
心よ答えてくれ、俺は祈る。


子供たちの歌が聞こえる。

バスはデコボコ道を進む。

時の坂道

君は、
和やかな新年ムードのTVを見て、1年を振り返ったのだろうか
それとも、賑わう神社の境内のなか除夜の鐘を聞きつつ、年を迎えたか
幾人へ "あけおめ”メールを 送ったことか

そんなことは しるか!
俺は チャリンコを こいでいた!
冬の坂道を 雪の降り積もる 頭を ブルブル振って
チャリンコを こいでいた!
背中には ギターを 背負っていた!
キーンと鳴る こめかみ!

誰よりも 時の 過ぎ去る その速さを 感じ取っていたのだ!
この坂道、いうなれば時の坂道を ヒィヒィ言いながら 自転車をこいでいたわけです。

というわけで新年にはチャリンコをこぐべきであると
私は思うのです。

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